事業報告

  • 2017/5/20更新
  • 5月例会 慈善茶会 (事業報告)



「〜 繋がりから互助へ、互助から繋がりへ 〜」

 2017年5月13日(土)鎌倉の大仏殿高徳院に於まして、第49回慈善茶会を開催させて頂きました。こうして毎年開催させて頂く事ができますのは、茶道裏千家千宗室御家元をはじめと致します御宗家の皆様。毎年会場を快くお貸し下さる大仏殿高徳院佐藤孝雄御住職。また、茶道裏千家淡交会鎌倉支部・青年部の皆様をはじめ、市内の学校茶道関係者様、そして学生の皆様。さらには鎌倉ユネスコ協会の皆々様のご理解、ご支援ご協力があっての事と存じます。この場をお借りし改めて厚く御礼申し上げます。
 本茶会の主旨と致しましては、2011年に発災した東日本大震災の復興支援として今も力強く現地で活動しております、「特定非営利活動法人ハッピーロードネット」様が展開している「ふくしま浜街道桜プロジェクト」という活動の支援の一助として開催をさせて頂きました。こちらの団体は、東日本大震災で被災した現地の子どもたちに希望を与えるべく、全国から「桜の木」のオーナーを募り、植樹を続けている団体でございます。当会議所と致しましては、第47回の慈善茶会から活動意義に共感し、支援を継続しております。昨年も現地にメンバーが赴き、皆様からお預かりした収益を福島の地に継続してお届けさせて頂いております。
 本年、当茶会では、ハッピーロードネット理事長であり、現在でも自ら最前線で活動されていらっしゃる西本由美子様、事務局の鯨岡秀子様にお越し頂き、御献茶式の際に御来場いただきましたお客様に現在の現地の様子を交えた力強いご挨拶を賜りました。東日本大震災発災から6年余りが経過しましたが、日本各地での災害も重なることで、被災地の方々との繋がりが風化してしまわないように、当茶会テーマを「繋がりから互助へ、互助から繋がりへ」
と掲げ、ご協力団体の皆様と当日を迎えた次第でございます。
 当日は、生憎の天候にも関わらず、多くのお客様にご来場頂きました。御足元が悪い中、
この日を楽しみに、またご遠方よりお越し頂きましたお客様の皆々様には心から厚く御礼を申し上げます。お客様の期待を胸に刻みつつ、土砂降りの雨の中、私たちメンバーと、ご協力団体の皆様との「絆・繋がり」が強まり、いつしか降りしきる雨音も忘れてしまう程に一人ひとりが相手を慮る気持ち、敬う気持ちを持って、役目を真剣に、大切に担って頂いたと思っております。
至らなかった点も多々あるかと存じますが、お客様から頂戴した多くの励ましの言葉を胸に刻み、これからの活動の糧としていきたいと思っております。
 本年度、当会議所が掲げるテーマは「絆をつなぐ」であり、本年1月から活動を展開しております。当茶会を通じてお客様から感動を頂いた事。メンバーとご協力団体の皆様との絆が強まったこと。いつもOBの先輩方にはあたたく我々の活動にご協力を頂いている事。「雨だったから」多くの気づきを頂けたのかもしれません。
 末筆ではございますが、ご来場頂きましたお客様、そしてご支援ご協力頂きました多くの皆様との絆を繋げた事に感謝しつつ、益々のご発展ご多幸を祈念し、御礼と代えさせて頂きます。


公益社団法人鎌倉青年会議所
第49回慈善茶会実行委員長
今村広太郎