さる5月13日(土)に第55回慈善茶会を開催致しました。
茶道裏千家坐忘斎千宗室お家元、大仏殿高徳院佐藤孝雄ご住職の多大なるご協力のもと、お献茶式を執り行うことができました。
今回の慈善茶会では「共に歩む」のテーマのもと様々な立場・境遇の方でもお楽しみいただけるようにお献茶式ではラジオのFM電波を使用し、お献茶式の様子を副音声にてご案内させていただきました。
ご参列頂きました、松尾崇鎌倉市長をはじめと致します政財界の皆様、円覚寺の横田南嶺老師、浄智寺の朝比奈恵温ご住職、淡交会鎌倉支部 上野支部長をはじめと致します役員の皆様、会員の皆様、淡交会関東第三地区の役員の皆様、県内外の茶道同好会の皆様、神奈川県内20の青年会議所の理事長をはじめとする多くの役員、メンバーの皆様、本事業に共感いただいた多くの市民の皆様に心より御礼申し上げます。
『慈善』茶会の目的である寄付先として、NPO法人アルペなんみんセンターの皆様にもご参加いただきました。
「難民の友に。難民と共に」のスローガンの元、難民認定申請手続き中の皆様に衣食住の提供に加え、人間としの尊厳を大切に地域住民との交流の機会を積極的に行なっている活動に心からの敬意と感謝を込めて、ご一緒させていただきました。難民の方々は国民健康保険に入れないため、日常的な怪我や病気にかかったときに莫大な費用がかかることがあり、病院に行けばすぐに治るようなことでも気軽に診てもらうことが難しくなってしまいます、そんな現状を受け、我々鎌倉青年会議所は今回の第55回慈善茶会の寄付先としてNPO法人アルペなんみんセンターに寄付をさせていただくことを選びました。
歴史ある慈善茶会の活動を通し、難民支援活動の認知と難民の方々の現状を鎌倉の市民の皆様に浸透し、さらなる支援へとつながり、一人でも多くの方々の救いになることを願っております。
最後になりますが、昨年3年ぶりに再開し、4年ぶりに点心席・学生席の再開となり、各関係諸団体の方々、先輩諸氏の皆様におかれましては過去の経験やお知恵をお借りし、なんとか準備を進めて参りました。
当日も雨の中お手伝いをいただいた方、そして当慈善茶会にご協賛いただきました市内外の企業様・ご協力いただいた皆様無くしては今回の事業を作り上げることはできませんでした。
さらには鎌倉青年会議所の全メンバーが集まり会員出席率が100%となり、青年会議所の力を最大限に発揮することができ、参加メンバーにも大変感謝しております。
その他、数えあげればきりがないほどの皆様に支えられて慈善茶会が開催できましたこと、心より感謝を申し上げます。
第55回 慈善茶会
会 場 鎌倉市長谷 鎌倉大仏殿 高徳院
日 時 令和5年5月13日(土)
大仏献茶式 午前10時より
主 催 公益社団法人鎌倉青年会議所
後 援 鎌倉市、鎌倉商工会議所、公益社団法人鎌倉市観光協会
協 力 鎌倉大仏殿高徳院、一般社団法人茶道裏千家淡交会鎌倉支部
寄 付 先 NPO法人アルぺなんみんセンター
https://arrupe-refugee.jp/
千宗室御家元に今回のお茶会のために御染筆賜りましたお軸は「常行一直心」(じょうぎょういちじきしん)。「常に日頃から自分の信念を忘れずにまっすぐ生きていくこと」と感じ、そして我々は皆様と「共に歩む」ため、まっすぐにしがらみにとらわれることなく、お茶を通じて寄り添い、心をもって通じ合う。今回いただいたお軸からはそんな素敵な心を表しているのではないかと私たちは捉え、大変ありがたく、光栄でした。